11.2005年4月15日 国土交通常任委員会「港湾法等の一部改正法律案について」

(衆議院第18委員室 9時40分〜10時40分)

●橘康太郎委員長 松崎哲久君。

●松崎哲久委員 民主党の松崎哲久でございます。大臣、よろしくお願いします。
国土交通省というのは、生活に大変密着しつつ森羅万象を扱う大変重要な政策分野だというふうに思っているわけでございますが、私、一昨年から1年半この国土交通委員を務めさせていただきまして、実に一本一本の法律の審議に毎日毎日追われているという実感がいたしておるんですが、そうやって過ごしておりますと、実は国土交通行政あるいは国土のグランドデザイン、総合交通体系、その全体像をややもすると見失ってしまうんじゃないか、そういうおそれを抱きながらいつもこの国土交通委員会に参加しているというふうに思っております。
この改正案につきましては賛成の立場で御質問させていただきたいと思っておりますけれども、御承知のように、民主党は次期の政権を担うその準備をしている政党でございますので、日本の国際物流というものについていかなる歴史的視点を持っているかということが、この質問の中身からも問われることになるという自覚を持って質問させていただきたい、こう思っております。
明治の近代化以来、日本は海洋国家である、このように、常識のように我々は思ってきたわけでございますけれども、私自身、選挙区は内陸にある者ですが、当選して、国土交通委員を拝命いたしましてその審議に参加させていただいて、昨年ですが、国際物流についての、特に海上運送についてのデータを見て愕然としたことがございます。
それは、もう委員の先生方皆さん御承知のとおりでございますが、1980年と2003年とを比較して、先ほど望月委員の御質問にもありましたけれども、アジアの主要港に比べて日本の主要港が相対的に位置が低下しているというデータがあるわけですね。
例えば、先ほど神戸のお話がございましたが、神戸が80年に145万TEUであったものが、2003年では199万TEU、1.4倍にすぎないわけでございますね。それに対して、一番大きいのがシンガポールです。シンガポールは80年が91万TEU、神戸よりも少なかった。このシンガポールが実に1810万TEUということで、19.7倍にもなっているということでございます。シンガポールが一番大きいわけですけれども、次が釜山ですね。韓国の釜山、80年は63万TEUであったものが2003年は1036万TEU、16.4倍ですね。
その他、香港、高雄等、10倍以上の、高雄は9倍ですか、10倍以上の伸びを示しているのに対して、日本は、神戸の1.4倍というのはもちろん阪神・淡路大震災の影響等々いろいろあるとは思いますけれども、例えば東京で5.2倍、横浜港で3.4倍というように、伸びてはいるものの国際的な位置づけというのが非常に低下しているという、私は、このデータを昨年見まして愕然といたしました。
まず、大臣に伺いたいんですけれども、この原因ですね、なぜこういうことになっているのかということについて、御見解を承りたいというように思います。

 

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