平成22年の年頭にあたって(2010年1月1日)

衆議院議員 松崎哲久

かすかに響く鐘の音を聞きながら、2010年、平成22年が明けました。清々しい朝を迎えて、「ゆく年 くる年」を思います。

昨年は8月30日の総選挙で民主党が圧勝。私も4年ぶりに議席に復帰しました。9月16日には鳩山由紀夫内閣が発足し、「政権交代。」が現実のものとなりました。それから3ヵ月半、一部に迷走した課題もありましたが、「国民の生活が第一。」の目標に近づくための様々な取り組みを続け、予算編成が完了した時点では、おおむね国民の皆様のご期待にかなう線に落ち着けたのではないかと思います。もちろん、新政権になって100日の成果という意味です。多くの政策目標は、今後、4年近くをかけて実現していかねばなりませんが、そのための改革は緒についたとの評価がいただけるのではないでしょうか。

新しい年は、この改革を着実に進めていく年です。鳩山内閣の大臣・副大臣・政務官たちは、前政権と比べて、はるかに存在感があります。官僚まかせで顔が見えず、言葉も発しなかった自民党の政務三役とは違って、政治主導で省庁を動かしている気概にあふれています。自信に裏打ちされた、淀みない発言を見るだけで、「政治は変わった」という実感につながるでしょう。「事業仕分け」で次々に露呈した自民党時代の政治行政のムダづかい。仕分け人たちの物の言い方、さらには考え方に多少のご批判も出ましたが、議論そのものが公開され、誰の目(といっても、主権者)にも明らかになったこと自体を非難する方は皆無でしょう。私たち民主党は、長く続いた自民党の政策決定のスタイルをゼロから見直す壮大な作業に着手したのです。

この道のりは平坦なものではありません。自民党が確立してきた政策決定システムは、選挙や、財界はじめ各種団体との関係、さらには官僚主導や天下りの横行にも密接に結びついた政治の仕組みそのものに由来しているからです。つまり、「コンクリートから人へ」と言うのは簡単ですが、それを達成するためには、旧い自民党型政治システム総体を破壊して、それに替わって新しい時代に対応できる民主党型政治システムを築き上げなければならないのです。

2010年は、その「静かな革命」が進みます。また、進めねばならないのです。「静かな」とは、流血を伴わないという意味です。現実に人体から血は流れませんが、比喩として言う「血を流す」必要はあるでしょう。そこまで根本的に政治のあり方を変えなければ、「国民の生活が第一。」にはなりません。この1年、まずは7月の参議院議員選挙までを第1期として、民主党と私の努力を続けてまいります。

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