全員の意見が一致するとき(2010年5月28日)

 往年の名著『日本人とユダヤ人』で「全員一致の結論は無効」とするユダヤの慣習法を知り、「和を以て貴しと為す」日本の青年だった私は衝撃を受けました。成熟した民主主義の下では全員の意見が一致する方が不自然との考えが新鮮でした。

 軍国主義全盛の時代に斎藤隆夫を除名してしまった帝国議会ですら7人の反対議員がいました。対日開戦を議決した米国議会でも、ジャネット・ランキンはたった一人で反対票を投じたのです…

(『プレス民主』2010年5月21日発行 233号)

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