松崎代議士は国土交通部門座長の政調副会長(第108回2011年9月30日)

 野田内閣の発足にともない、副大臣・政務官、衆参両院の常任委員長・特別委員長、党役員などの一連の人事がおこなわれました。松崎哲久代議士は、菅内閣では政策調査会の文部科学部門会議座長、衆議院文部科学常任委員会理事、政治倫理・選挙法改正特別委員会理事を務めていましたが(党広報委員長代理は1月まで)、野田新体制では「政策調査会副会長で国土交通部門会議座長を兼務」することになりました。

 民主党の政策調査会は、政権交代後、(1)政府と党の政策決定を一元化する、(2)自民党時代のように族議員を跋扈(ばっこ)させない、等々の観点で一旦廃止されましたが、政策決定過程を透明化するための試行錯誤ととらえて、昨年7月に復活されました。前任の玄葉光一郎政調会長時代は国家戦略担当大臣との兼務で(1)を担保しましたが、今回の前原誠司政調会長は、(3)党の事前承認制をテコに一元化の実を挙げる、ことを目ざしています。

 結果として、政府の府省に対応して置かれる部門会議の比重が高まり、その座長には政調副会長をもって充てることとされました。というよりも、実質的には副大臣・政務官の経験者が座長になるという人事ルールが適用されたように見えます(松崎代議士は政府の役職は未経験ですが、文部科学部門の座長経験者として国土交通部門へ異動、決算→法務の松野座長も同様です)。

 

政策調査会役員一覧

政策調査会長 前原誠司 衆6 (元・外務大臣、国土交通大臣)
会長代行 仙谷由人 衆6 (元・内閣官房長官、国家戦略担当大臣)
会長代理 三井辨雄 衆4 (前・国土交通副大臣)
会長代理 桜井充 参3a (前・財務副大臣)
筆頭副会長 大島敦 衆4 (元・内閣府副大臣、前・内閣部門会議座長)
副会長 長妻昭 衆4 厚生労働部門会議座長(元・厚生労働大臣)
副会長 中山義活 衆4- 経済産業部門会議座長(前・経済産業大臣政務官)
副会長 菊田真紀子 衆3 外務部門会議座長(前・外務大臣政務官)
副会長 田村謙治 衆3- 内閣部門会議座長(元・内閣府大臣政務官、前・国交部門会議座長)
副会長 横山北斗 衆2 環境部門会議座長(前・衆議院議院運営委員会理事)
副会長 階猛 衆2- 決算・行政監視部門会議座長(元・総務大臣政務官)
副会長 松崎哲久 衆2 国土交通部門会議座長(前・文部科学部門会議座長)
副会長 郡司彰 参3a 農林水産部門会議座長(元・農林水産副大臣)
副会長 鈴木寛 参2b 文部科学部門会議座長(前・文部科学副大臣)
副会長 榛葉賀津也 参2b 防衛部門会議座長(元・防衛副大臣)
副会長 大久保勉 参2a 財務金融部門会議座長(前・組織委員会副委員長)
副会長 松野信夫 衆1参1b 法務部門会議座長(前・決算部門会議座長)
副会長 加賀谷健 参1b 総務部門会議座長(前・総務部門会議座長)
副会長 吉良州司 衆3 特命担当(前・外務部門会議座長、元・外務大臣政務官)
副会長 小川淳也 衆2 予算担当(元・総務大臣政務官)
副会長 中村哲治 衆2参1b 特命担当(元・法務大臣政務官)
副会長 金子恵美 参1b 特命担当(前・副幹事長)

註) 衆1〜6は衆議院当選回数、参1〜3は参議院当選回数(aは前半、bは後半)、-は補選または繰上当選

野田新内閣で再出発(2011年9月25日)

 野田佳彦新代表は9月2日、新内閣の任命式・認証式に臨みました。その後、鉢呂経済産業大臣が辞任し枝野幸男氏が後任になる一幕もありましたが、内閣支持率は各社とも概ね60%でスタートし、順調な首相交代が実現しました。

 野田内閣の滑り出しは各方面の予想に反しているようです。マスメディアは、代表選挙の構図を親小沢vs.反小沢の対決と規定することに精を出しましたが、選挙後の融和路線の確立で抗争再燃は回避されています。野党とくに自民党は、早期の解散追い込みを考えていたようですが、まず支持率のV字回復で当てが外れ、民主党内の対立も収束しつつあって、分裂・政界再編も実現性が薄れています。むしろ自民党の方が、役員人事等をめぐって火種が大きくなるかも知れません。

 民主党内の雰囲気も、予想外れという点では同様です。しかし、それを多くの議員は好感しています。なぜなら、(1)代表選挙後も党内抗争は激化するのではないか、(2)民主党政権はもう続かないのではないか、(3)したがって分裂は不可避ではないのか、という危惧や懸念を持っていた議員が多かったからです。しかし、その思いに反して(実は強い危機感を共有していたからこそ)、今、再出発へ向けての勢いが加速しつつあるのです。

 一昨年の政権交代以来、すでに2年が経過しています。任期満了までの折り返し点を回り、この内閣で成果を挙げない限り展望は開けないのは明らかです。だからこそ、野田新体制において与えられた新しい役職に打ち込み、司・司(つかさ、つかさ)で全力を尽くすしかない、と多くの議員が思っています。そして野田総理も党の執行部も、前内閣では掛け声倒れだった挙党一致・全員野球を実行できるような人事配置に心がけてい(るように見え)ます。これが「見えるだけ」なのか、実際にそうなのかは予断を許しませんが、政府・与党内にいる立場の重みを全員が感じている限り、民主党政権は力強く再生していくと信じます。

 「為すべきを為す」のが政権党

 今、民主党の議員たちは、第3次補正予算案の編成、そして平成24年度当初予算案の概算要求と税制改正の作業に没頭しています。野党とマスメディアは国会の会期の長さだけを論じますが、政府と与党は国会の開会中だけ仕事をするのではないのです。政府は毅然として為すべきを為せばよいのですが、前内閣の末期には「為すべきことを為していない」という批判を受けていました。だからこそ、政権与党の責任を果たす作業に専念できる今の環境を大切にしたいと思います。

 国民の皆さまに醸成されてしまった失望感を、ある程度の評価に変え、再び期待につなげていただくために、あと2年は十分な時間ではありません。しかしながら「どん底」を経験した与党だからこその底力を、今こそ発揮したいと決意しています。

民主党政権のラストチャンス(2011年9月8日)

 9月2日、野田佳彦新内閣が成立。支持率も大幅に回復しましたが、民主党としてのラストチャンスと自覚し、今度こそ党内融和と「国民の生活が第一。」の原点に立ち帰った政策推進に心がけて参ります。

 政府・与党の人事も刷新され、私は、事前承認制など権限強化が唱えられております政策調査会の副会長に就任、あわせて国土交通部門会議の座長を務めることになりました。前任の文部科学部門座長においては、教育・学術研究・スポーツ・文化芸術の各分野にわたり、また原発事故関連の政策にもたずさわり、政権党の一員としての責任を痛感する日々でした。1期目は国土交通委員会に属し続けていましたから、2期目のスタート時に文部科学に転属になった際は、「コンクリートから人へ」と、当時の民主党のキャッチフレーズ通りの挨拶をしたものでしたが、今回は何と言いましょうか。

 それにしても、鳩山内閣、菅内閣と2代にわたり政権運営が混迷したことは痛恨の極みです。この2年間の失敗の経験をどう活かせるかが、野田内閣のみならず民主党の、更には政治を国民の手に取り戻す改革の命運を左右するのだと、多くの議員が肝に銘じていると思います。あと2年、時間は十分とは言えませんが、焦りも禁物。腰を据えて、それぞれがその職責を果たすべく努めることが必要だと思います。

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