政権交代が第一。小沢代表、辞任(第72回2009年5月12日)

小沢辞任 

5月11日午後5時、記者会見で小沢一郎代表は辞意を表明。補正予算案の衆議院審議後に、新しい代表を選出することになりました。

小沢辞任で、政局は新しい局面を迎えます。小沢代表は「党内が乱れていたのでは選挙に勝てない」ことを辞任理由の第一に挙げましたが、すでに党内は「歴史の評価にたえられる見事な決断」(非小沢陣営の玄葉光一郎代議士)など、一致結束に向かっています。

◆ 官僚支配か、国民が主役か

元警察官僚トップの漆間(うるま)官房副長官が「自民党には捜査は絶対に及ばない」と、したり顔に言った麻生政権の思惑は外れ、今後の課題は「政権交代、是か非か」の一点に絞られます。「国民の生活が第一。」の民主党か、官僚支配の自民党か。最後の選択は、およそ100日後に迫っています。

以下、小沢代表の会見の全文です。

 

挙党一致をより強固にするために

衆議院議員 小沢一郎 

来る衆議院総選挙での必勝と、政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を擲(なげう)ち、民主党代表の職を辞することを決意致しました。

国民の皆様、支持者の皆様にご心配をおかけして参りましたことをお詫び申し上げるとともに、特に、この3年間、至らぬ私を支えて下さいました同僚議員の方々、党員・サポーターの皆様に、心より御礼を申し上げます。

もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救う、又とない機会であります。民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。

民主党を中心とする新しい政権をつくり、「国民の生活が第一。」の政治を実現して、日本の経済、社会を根本から立て直すこと。そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること。その2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。

日本のために、また国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならないのであります。

それを達成するためには、党内の結束・団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に、挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。

私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで、民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。

正に、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。

連休中、熟慮を重ねて、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することに致しました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待ったうえで、速やかに代表選挙を実施していただきたいと思います。

重ねて申し上げます。新代表の下で挙党態勢を確立して総選挙に臨むことが、何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として新代表を支え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。

国民の皆様、引き続き民主党をご支持下さいますよう、心よりお願い申し上げます。

 

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