2兆円、究極のムダづかい―定額給付金(第68回2008年11月14日)

麻生首相は10月30日、記者会見をして第2次補正予算の骨子を発表しました。全世帯への給付金、高速道路の休日1000円制(ETC搭載乗用車に限る)の導入、中小企業融資枠の拡大、住宅ローン減税などと引換えに、3年後の消費税増税がセットになっています。

なかでも定額給付金は所得制限で迷走したあげく、実施の判断を市町村に丸投げするなど、政府の責任を放棄したに等しいものです。マスコミや識者は、景気浮揚効果はGDPを0.2%上昇させる程度と批判していますが、埋蔵金を財源とするバラマキは愚策以外の何ものでもありません。

 

◆ 白紙撤回こそが最善の策 ◆

10月16日の予算委員会で、麻生首相は今の政府予算にムダなものはないと大見得を切りましたが、これほどのムダづかいはないでしょう。民主党のマニフェストに対し、財源はどこにあるかと聞かれます。この2兆円の使い方を民主党に任せて貰えれば、より有効な政策に使えます。崩壊しつつある医療の現場に、待機児童の多い保育所対策に、介護従事者の報酬引き上げに、等々、緊急に必要な対策が可能になるのです。

世論の6割が反対で、自民党内にも異論が多い定額給付金は、即刻、白紙撤回すべきです。過ちを過ちのまま放置されては、国民が困るのです。

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