総選挙は10月26日の公算(第66回2008年9月10日、17日訂正)

9月1日に福田首相が退陣を表明し、自民党は総裁選挙の真只中にあります。連日、テレビはワイドショーで候補者たちの動静を面白おかしく垂れ流しに報じていますが、問題はこの間にも国民の生活に関わる重大事が幾つも進行していることです。

三笠フーズが農水省から購入した汚染輸入米を、食用に不正転売していたことは、食の安全を根本から脅かす大事件です。焼酎、米菓や有名ブランドの清酒にまで被害は広がっていますが、その原因は元凶の三笠フーズだけでなく、農水省のあまりに杜撰(ずさん)な行政にあり、責任は重大です。

年金問題。厚生年金の標準報酬月額の改ざんに、社会保険庁の職員が関与していることが明らかになりました。当初、社保庁は否定していましたが、民主党のチームが粘り強く追及した結果、渋々、認めたものです。「消えた年金」だけでなく故意に「消された年金」もあったのです。情報不十分なねんきん特別便でなく、民主党が昨年から主張している「年金通帳」方式の必要性が早くも証明されたのです。

これらの重要課題があるのに、福田退陣表明以来、自公政権は機能を停止しています。総裁選に目を奪われてマスコミが余り熱心に報じないのも問題ですが、担当大臣の見解がほとんど示されません。福田首相に至ってはまだ任期中なのに、職責を全うする気もないようです。それを見透かされて、北朝鮮には拉致の再調査を棚上げされてしまいました。

 

◆ 食の安全も年金不安も置きざりにして政治ショーに専念 ◆

自民党は、すでに政権担当の意志も能力も欠いています。かくなる上は一日も早く政権交代を実現して、民主党にその責任を果たさせていただきたい。自民党の新総裁が5人の立候補者のうち誰になるにせよ、早期の解散・総選挙は必至といわれています。幸か不幸か自民党の支持率も回復していますから、躊躇(ちゅうちょ)はしないでしょう。日程は補正予算を審議するか否かで変わりますが、(1)早期なら代表質問終了後の10月3日解散、(2)補正予算採決後なら10月中旬解散、という日程が想定されます。

現時点では、予算委員会を開かずに解散、10月14日公示、26日投票が有力とされていますが、国民生活に関わる補正予算を無視しての解散を批判する声が高まれば11月9日投票が再浮上する可能性もあります。

 

今後の政治日程(予定)

9月21日(月) 民主党臨時党大会
22日(火) 自民党総裁選挙
24日(木) 臨時国会召集
  首班指名、組閣
29日(月) 所信表明演説
10月1〜3日 代表質問 (1)
6日(月) 補正予算審議入り
9日頃 衆院可決
15〜16日 参院採決 (2)
10月26日または11月9日 総選挙

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